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ヨルダン通信No.1


 ウムカイス遺跡は中東ヨルダン・ハシミテ王国(通称ヨルダン)北部でイスラエル、シリアと接する国境の町にあります。遺跡から望む北にはヤルムーク川後方の眼下にガリラヤ湖を挟み西がテビリヤス(イスラエル)、東がゴラン高原からシリアへと続く大パノラマが映し出されます。
遺跡はヘレニズムから始まりローマ時代にはガダラと呼ばれたデカ・ポリス(十都市連合)の一都市でありました。ガダラについては『新約聖書』マタイによる福音書8-28で「悪霊に取りつかれたガダラ人をいやす」記事がありキリストの教えが伝えられた都市であったことがわかります
遺跡は100年以上以前に発掘調査が行われ、現在もドイツ隊、ヨルダン隊によって実施継続され2004年度からは我々日本の調査団も発掘調査を開始しました。
規模は東西1,7キロ、南北300~500mにわたって城壁のめぐらされた都市遺跡で、内部には大小2個のローマ時代円形劇場、教会、列柱道路、教会、神殿などの跡が残っています。

日本から現地に来るには幾通りかのコースはありますが直行便はありません。小生最近はドバイ(アラブ首長国連邦)経由で来ることが多いです。今回も12月19日19時55分に羽田を出発し、関西国際空港で23時15分発ドバイ行きに乗り換え、翌朝6時(日本時間11時)ドバイ到着。ドバイは朝にもかかわらず出発と乗り継ぎでごった返す外国人の群れ、そして待合室、通路で座る席のない人達であふれかえる有様は関空、羽田、成田ではみられない活気に満ちた光景です。2時間あまりの乗り継ぎ時間にラウンジで用を足し、ワインをつまみに湾岸料理のバイキングをかっ込み8時20分発の最終地アンマン行きに乗り込みました。9時50分(日本時間15時50分)アンマンに到着。通関の後クリーン・アリア国際空港からタクシーに2時間30分ゆられて1時30分(日本時間19時30分)にようやくウムカイスにたどり着きました。羽田を出発して約23時間半、このルートでは最短時間で週1~2度しかありません。大半の曜日はドバイでの乗り継ぎ時間が12時間近くかかります。


ドバイ国際空港
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写真はウ ムカイス遺跡のギリシャ時代の建造物跡と後方左がガレリヤ湖、右がゴラン高原
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写真はウムカイス遺跡のギリシャ時代の8角建造物跡と後方右隅がガレリヤ湖
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写真はローマ時代の列柱道路
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by yuji_toda | 2007-12-29 16:47 | ヨルダン通信  

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